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2023.10.25 「一般社団法人 音楽特定利用促進機構 (ISUM)」10周年の歩みと今後の展望

一般社団法人 音楽特定利用促進機構 (東京都渋谷区 略称:ISUM) は、本日、結婚式場における適法な音楽利用の環境を提供するための活動開始から10年を迎えました。

設立以来、ISUMはブライダル業界と音楽業界の間に「ウィン・ウィンの関係を構築する」ことを目的として、ブライダルシーンでの楽曲の適法利用をサポートしてきました。その結果、多くの結婚式場で著名アーティストの楽曲が華やかに鳴り響き、結婚式の一層の盛り上がりに寄与しています。

2013年、ISUMは市販CD音源の著作権・著作隣接権の権利処理をオンライン上で簡単に行えるシステムを構築。これにより、ブライダル事業者や新郎新婦の皆様が適法に楽曲を利用することが可能となりました。10年間の活動の中で、配信音源・著作権消滅(P.D.)楽曲の取扱いが可能になり、生演奏・歌唱音源の受付も開始し、当日の余興にも対応できるようになりました。また、一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)・一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)・株式会社NexToneのご協力のもと、楽曲数がかさむ記録ビデオやBGMに上限料金が設けられるなど、ISUMのワンストップ・システムは、複雑な著作権手続きを簡略化し、楽曲の適法利用をよりアクセスしやすくしています。

今後も、ISUMはブライダル事業者や新郎新婦の皆様からの要望を受け、利用可能な音源を増やして参ります。そして、ブライダル業界と音楽業界のさらなる連携を目指し、双方にとっての価値創出を追求してまいります。

10年の歩みをここに感謝し、今後も持続的な活動を推進して参ります。

理事 岸原 孝昌
理事 薄井 利美