2019.1.16
ブライダルで音楽が簡単に適法利用できる「ISUMの2018年利用申請10万件突破」
~登録事業者数も1,000社に~
一般社団法人音楽特定利用促進機構(以下、ISUMア イ サ ム)が提供する楽曲利用の権利処理システムを通じた2018年の利用申請数が、10万件を超えました。本システムを利用することで、ブライダルで使う音楽の著作権・著作隣接権の権利処理手続きを、オンライン上で簡単に行うことができます。2018年の申請件数はシステム運用開始の2014年と比べ約50倍に伸び、さらに2019年には年間挙式・披露宴数約30万件※1の半分にあたる15万件に達すると見込まれる等、ISUMのシステムを活用した音楽の適法利用が広がっています。また、ISUMの登録事業者数は2019年1月時点で1,000社を突破しました。大手ブライダル企業である株式会社テイクアンドギヴ・ニーズや株式会社エスクリをはじめ、式場・ホテル・映像事業者等数多くのブライダル事業者がISUMのシステムを使用しています。さらに最近では新郎新婦の著作権に対する意識も高まっており、ISUMサイト内の登録事業者を紹介する「相談できる事業者一覧」は月間平均10,800PV※1に上るなど、ISUMへの登録が式場選びの決め手のひとつとなっています。
「相談できる事業者一覧」:https://isum.or.jp/list/venue
ブライダルシーンで市販楽曲を複製(コピー)してBGMやプロフィールビデオを作成するには、著作権や著作隣接権の権利者の許諾が必要です。ISUMはこれらの権利処理手続きをオンライン上でクリアできる日本初のワンストップ・システムを2014年4月より提供しています。それまでブライダル事業者が楽曲ごとにレコード会社と直接交渉するなど煩雑であった手続きが、ISUMのシステムを通じて簡単に行えるようになったことで、年々利用申請数および登録事業者数が増加しています。
【 対象楽曲も13,154曲!新郎新婦のBGM選びがよりスムーズに 】
ISUMを通じて申請可能な楽曲は、運用開始時は約500曲でした。その後、ブライダル事業者や新郎新婦のリクエストなどを元に徐々に楽曲を増やし、2019年1月16日時点で13,154曲にまで伸びています。
昨年ドラマがきっかけで人気となった「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN) /MISIA」や「初恋/宇多田ヒカル」、「ドラマ/C&K」等も新たに対象楽曲となり、現在数多くのブライダルシーンで使われています。サイト上では入場・余興などのシーン別おすすめ曲や週間人気ランキングも紹介。さらに、昨年8月からは楽曲試聴も可能となり、新郎新婦の皆さまのよりスムーズなBGM選びをサポートしています。これにより最近では、BGM選びの際にはISUMサイト内の「楽曲データベース」から選曲するよう案内する式場も増えています。
「楽曲データベース」:https://isum.or.jp
【 今後の展開 】
2月中旬に、ISUM主催の「ブライダル事業者向け著作権セミナー」を行う予定です。同セミナーは昨年8月に第1回を開催。著作権にまつわる知識を深めたり疑問を解消できる場となり、多くの好評の声をいただきました。今後もブライダル事業者に効果的かつ正しく音楽を使っていただけるよう、定期的な開催を計画してまいります。また、ブライダルにおける楽曲にかかる著作権・著作隣接権をより多くの方々に理解していただき、音楽と結婚式が深く結ばれることを趣旨として音楽とブライダルの両面からブライダルミュージックに貢献した方々を表彰する「ISUMブライダルミュージックアワード」を、今年も行う予定です。
2018 年 6 月開催 「第 4 回 ISUM ブライダルミュージックアワード」
(左から)高橋真麻さん/アレクサンダー・アブラモフ代表理事/エスクリ渋谷守浩社長/湯川れい子理事
【 一般社団法人 音楽特定利用促進機構 】
ブライダルシーンにおける市販楽曲の利用促進及び音楽著作権の啓発活動の一翼を担うことを目的として2013年10月に設立。
代表理事は、アレクサンダー・アブラモフ。
所 在 地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目10番15号NV Ⅰ BLDG.9階
サイトURL :https://isum.or.jp
※1 当機構調べ
※2 社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です